友人から「仮想通貨なんてやめとけ!」って言われました。でもボクとしては興味があるし本当にやめておくべきなのか教えてほしい…
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事では仮想通貨(暗号資産)の概要から、メリット・デメリット、さらには実際に始める手順まで解説します。
実際にボクは、21年3月から仮想通貨の運用を行っていまして、一通り暗号資産の事に精通しています。
記事前半では仮想通貨の概要とメリットデメリットを、後半では実際の始め方と仮想通貨のQ&Aを解説するのでじっくり読み込んで理解してくださいね!
- 仮想通貨のメリット・デメリットが理解できる
- 「仮想通貨やめとけ!」という謎の勢力の考えが分かる
仮想通貨ってそもそも何なのか?
仮想通貨はビットコインを含む総称の事です。
仮想通貨の数は5,000種類以上存在します。
めちゃくちゃありますね。
その中で最も有名なのがビットコインですね。
ビットコインは圧倒的な人気を誇っていて、仮想通貨市場全体の4割を占めるほどです。
ふーん、国が発行してる金とどう違うんや?
良い質問ですね、お答えします。
国が発行してるお金と仮想通貨は何が違うか?
へー、そうなんや。政府の管理下にないのが仮想通貨なん?なんかそれって不安やな。
いやいや、考え方が逆です!政府の管理下にあるお金だから危ないのです。
政府が発行するいわゆる「法定通貨」は金融政策によっていかようにも価値を増減させることができるのです。
国の借金が増えたら、お金をどんどん刷ってばらまく事ができます。
現にアベノミクスという金融緩和政策は、誤解を恐れず言えば1万円をじゃぶじゃぶ刷って市場にばら撒いた政策です。
それによってインフレを誘発したことで円の価値は下がり、為替相場では円安が進んだのです。
つまり法定通貨は、国家が恣意的に価値をコントロールできるってこと。
言い換えると国家によってその価値を決定されてしまうのです。
逆に仮想通貨はどうでしょう?
代表的なビットコインで説明します。
ビットコインは特定の国家や企業の管理下にありません。
したがって原理的にはビットコインの価値は所有者によって価値が決まります。
所有者が多ければ多いほど価値は上がるし、逆に少なければ価値は下がります。
国家のコントロールで価値が決まる法定通貨とは、ここが決定的に違うポイントですね。
ビットコインもじゃぶじゃぶ刷れるのか?
いえ、ビットコインの発行枚数は上限があり、2,100万枚と決められています。上限がない法定通貨よりも、ビットコインのほうがよほど価値があると言えます。
皆さんはどう思いますか?
仮想通貨のメリット・デメリット
それでは仮想通貨のメリットとデメリットを解説していきます。
メリット
まずはメリットからです。
価格変動で大きな利益が得られる
仮想通貨は価格変動が大きいです。
1日で数十万価格が変動することもザラです。
そんなん、怖すぎるわー
ただ長い目で見た時、価値は上がっているんです。
ビットコインはこの5年間で価値が100倍上がっています。
つまりその頃に1BTC=10万円を持っていた人は、1000万円を手にしているって事ですね。
その頃は価値がまだ小さかったですから、例えば10BTC、20BTCと買っていた人が今「億り人」と呼ばれる存在になっているんです。
資産が短期間で数倍になるのが仮想通貨の大きな魅力です。
伸びている投資先
ビットコインの価値はずっと上昇しています。
勿論短期見れば、大きく下がっただのとニュースになっていますが、そんな1日や2日で見るようなものではないです。
もっと長い目で見る必要があるのです。
2021年の11月にビットコインは1BTC=760万円台を記録しました。
そこから下落して22年の3月時点で400万〜500万円台をウロウロしています。
めっちゃ怖いやん。もう上がらないんじゃないの?
いえ先程もお伝えしましたが、5年前と比べてどうですか?
その5年前の状況が今も続いてるとしたら…?
つまりこの5年先は…もっと上がってる…?
ビットコインの価値はますます上がっていくとボクは踏んでいます。
なぜか?
根拠として以下の理由があります。
・エルサルバドルが法定通貨に採用
・米国におけるビットコインETFの承認(先物ETFのみ)
・機関投資家の大量購入
・大手企業のビットコイン決済導入
などなど…結構ポジティブなニュースが沢山あります。
さらに著名な識者も今後1BTCは1億円以上の価値になると発言していたります。
投資先としてこれほど伸びてるのはビットコイン以外にはないでしょう。
預金封鎖が遭った場合資産を守れる
預金封鎖なんて大げさと思われるかもしれません。
ただ可能性がゼロではないのです。
その昔、日本で実際に銀行封鎖が実施されています。
1946年(昭和21年)当時は旧円から新円に切り替わるタイミングで銀行封鎖され、国民の財産の大部分が“資産税”という名目で没収されました。
いやいや昔の話やろ?馬鹿げてるやん、そんな話!
皆さんも御存知の通り日本政府の借金は年々増加していますよね。
今後この借金が減る事の見通しは全く立たないです。
そんな財政下で「国の借金増えすぎたから一回リセットしようか」なんて動きがあっても何ら不思議ではありません。
現に国はいつでも預金封鎖出来る準備を進めています。
知っていますよね?
2024年に実施される“新札への移行”の事を。
新札移行の目的は偽造防止と政府は言いますが、本当の目的は国民資産の捕捉です。
タンスに眠っている資産がどれぐらいあるのか政府は把握しようとしているのです。
旧札は使えなくなりますよー、新札に移行してね〜ー
そんな風に政府は呼びかけるかもしれません。
さらに言えば預金封鎖して国民の資産をいつでも没収できる状態に整えているのかなとボクは考えています。
こわすぎるやろ…
そんな最悪の事態の時にこそビットコインは必要です。
万が一預金封鎖されたら国民はどうやって資産を守ればいいか?
海外に資産を逃す手もありますが、それも難しくなってきています。
日本国内から海外に株式などの資産を移す場合には課税される仕組みが出来上がっています。
だからこそ最良の手がビットコインです。
先行き不安な円をビットコインに替える。
つまりビットコインを持っておくだけでいいのです。
先程もお伝えしましたが、ビットコインは日本のみならず世界中のどの国の政府からも独立した通貨です。
つまり国はビットコインを没収できません。
デメリット
次にデメリットやな
値動きが激しい
メリットで伝えた「価格変動で大きな利益を得られる」の裏返しになります。
値動きが激しいという事は、大きな利益が得られる一方、大きく失う可能性もあるという事。
具体的にはレバレッジ取引です。
まず仮想通貨の取引には「現物取引」と「レバレッジ取引」があります。
現物取引は自分の資本のみで仮想通貨を購入する方法です。(ボクはこの方法のみやってます)
この方法は資産がゼロになっても借金を背負うことはありません。
逆にレバレッジ取引とは自分の持っているお金を保証金としてその数倍の資金で注文を出す取引手法です。
例えば100万円持っている時にレバレッジ5倍の取引をしたら、500万円分の仮想通貨を購入できます。
このレバレッジと値動きが激しい点が組み合わさると素人は大やけどします。
初心者の方は値動きを見る知識は基本的に無いですよね。
そんな方が上記のレバレッジ注文をしたとします。(一攫千金を夢見て)
値が上がれば嬉しいんでしょうけど、そんな甘くない世界です。
20%下落しただけで100万全てが失われます。
だからチャート画面に張り付いて目が話せなくなります。
したがって、手を出すのはおすすめしません。
取引所のハッキング
取引所はハッキングのリスクと隣り合わせです。
常に狙われていると言っていいでしょう。
仮想通貨取引所のハッキングで一番記憶にあるのは「コインチェック事件」ではないでしょうか?
2018年1月26日に仮想通貨のネムがハッキングされた事件です。
被害額は約580億円で日本国内でも連日報道されました。
ボクも当時「仮想通貨は絶対に手を出してはいけない」と思ったものです。
なので仮想通貨取引所は普通にハッキングされるぐらいに認識しておいたほうがいいです。
現に頻繁におこってますからね。
下記のリンク先は2019年にハッキングされた取引所です。
その数は7件。
その中に日本の取引所も含まれています。
さらに直近の2021年で言えばリキッドという日本の取引所がハッキングに遭っています。
やっぱ、仮想通貨買うなんて危ないじゃん。
自分のお財布に入れておけば大丈夫です。
仮想通貨専用のお財布はオフライン管理なので、ハッキングのリスクはほぼないと言っていいです。
詳しくは下記リンクからどうぞ。
取引所の倒産
コインチェック事件と同じぐらい印象に残っているのが「マウントゴックス事件」です。
当時、世界最大級の交換業者だったマウントゴックス社は何者かのハッキングよって同社のビットコイン470億円相当が盗まれました。
これが大打撃となり、マウントゴックス社は倒産しました。
ここで誤解のないように伝えたいのは、ビットコインそのものの仕組みに問題はないという事。
ビットコインはブロックチェーンという技術の上に成り立っており、偽造や改ざん実質不可能です。
この件で言えば、マウントゴックスの単なる管理・経営体制の問題でだったという事です。
この事件をきっかけに各国の当局は法整備を急ピッチで行いました。
日本も改正資金決済法が施行され、暗号資産事業者は国の登録が必要なりました。
売却時の税率が高い
仮想通貨の税率は最大で55%とちょっとシャレにならない税率です。
ただあくまで他の収入と合算した額に応じて税率が決まります。
とはいえ、日本の暗号資産にかかる税金はめちゃくちゃ高いと言えます。
ただこれはあくまで利確したらの話です。
保有し続ける分には一切税金はかかりません。
だからこそガチホして将来的に資産が上がっていくのを待ちましょう。
今後ビットコインを含む仮想通貨の認知が広まれば、税率改正も期待できます。
今後アメリカでビットコインETFが承認される動きが出てきています。(こちらは現物ETF)
そういったポジティブなニュースが出てくるようになれば売却益の税率も下がるかなと思っています。
通常の投資なら売却益の税率は一律20%なので、仮想通貨の税率も同水準になると考えています。
詐欺が多い
まだそこまで認知がないのを良いことに詐欺が横行しています。
たまに「私にお金を預けれくれればあなたの持っているビットコインを5倍にします」とかいう輩が現れます。
間違いなく詐欺なので無視しましょう。
仮想通貨は取引所から現物取引で買いましょう。
その詐欺師のビットコインだけ5倍とか普通に考えれば詐欺ですよね。
口座開設の具体的な方法は?
まずは仮想通貨取引所に口座開設する必要があります。
口座を作ったらお金を入金して、仮想通貨を買うだけです。
さらっと書いてますけど、本当にあっという間に口座ができます。
すぐに口座を作りたい方は下記から。
まずじっくり知りたい方は下記記事を参考にしてみてください。
仮想通貨のQ&A
仮想通貨は新しい概念でまだまだ馴染みにがないですよね。
下記によくある質問に答えます。
- 仮想通貨は稼げるのか?
経験を積んで上級者になれば短期投資で儲かるかもしれません。
ただ一朝一夕に出来ることではないし、リスクも高いので初心者は安全な長期保有の考えが無難です。
先程説明したように短期投資と長期投資があります。
短期投資はレバレッジ取引ですね。
レバレッジを利かして、大きくリターンを得ることが可能です。
しかしその分リスクも大きい。
ハイリスク・ハイリターンという取引方法だと覚えておきましょう。
- 安全に運用する方法ってあるのか?
上の質問からの続きになりますが、基本的にはガチホでOKです。
ビットコインが将来的に伸びる投資先だと言うのはこれまでの説明で分かってもらえたと思います。
だからガチホです。
長期的に見て値が上がる資産と捉えてずっとほったらかしにすればいいです。
※ガチホとは、「ガチでホールド」のこと。
つまり1回購入すればずっと保有して利益確定をしない事です。
ガチホのメリットはチャートを気にしなくていいという点です。
短期でのトレードであれば常にチャートを気にしておかねばいけません。
自分の資産が一瞬で無くなるリスクがありますからね。
そうなると、気が気じゃなくて仕事とか他の事は一切手が付けられなくなります。
したがって短期でビットコインを売るのは基本的に初心者には難しいです。
ビットコインはまだまだ値が上がるとボクは思っています。
そうなれば1BTCは1億円ぐらいになっている可能性がありますから。
- 結局何が危険なのか?
仮想通貨を怖いという人は、正直なところよく勉強していないだけです。
しっかり理解すれば怖いことはありません。
どこかで見聞きした情報をそのまま鵜呑みにして、その時点の情報で止まっているからです。
ボクの勝手な推察ですが、マウントゴックス事件、コインチェック事件などをTVで見聞きして、そこから「怖いもの」「手を出しちゃいけないもの」って認識のまま情報がストップしているのだと感じます。
じゃ、その後仮想通貨を取り巻く世界情勢はどう変わっていっているのか、情報をアップデートしなければ考え方は変わりません。
だから、あなたは脳の情報をアップデートして、仮想通貨の認識を変えていってくださいね。
- 実態のないお金じゃないか?
そもそもお金は実態のない「約束ごと」です。
1万円札が1万円の価値があるのは、誰もが一万円と認めているからです。
お金は交換する事によって初めて価値が生まれます。
その1万円札の「紙」自体には価値はないです。
誰もが1万円札には1万円分価値があるという約束ごとを理解してるから価値が生まれています。
まず前提としてこの考えがあります。
話を戻して仮想通貨ですが、「仮想通貨」という呼称が一般化してるのが問題です。
「仮想通貨」って呼び方がそもそも間違いなんです。
実際に仮想通貨と言われていますが、データとして確実に存在しています。
さすがにこの名称じゃマズいと思ったのか先日、日本政府は正式名称を「暗号資産」に決めました。
仮想通貨=「実態がない」「なんだか詐欺みたい」ってイメージですよね。
逆に暗号資産(暗号通貨)は、「不正や偽造が困難な技術を用いて発行された通貨」という事です。
言葉のイメージって怖いですね。
あともうひつ、実際に手にとって触れるかどうかも関係してると感じます。
1万円札は手にとって触れますか、仮想通貨はデータ上にあって手に取る事はできません。
要は物として存在するか、データとして存在するかの違いが実態のないお金という誤解を生んでいると言えます。
【仮想通貨はやめとけ!】→全然やめなくてOK!メリット・デメリット解説 まとめ
この記事では「仮想通貨なんかやめておけ!」という意見に対してボクの考えを書いてきました。
確かに仮想通貨はデメリットがあるのも事実です。
しかしデメリットだけを伝える人は物事の一側面しか見ていません。
良い面も悪い面もあるのです。
悪い面だけなら自然と淘汰されてなくなりますから。
今一度メリットとデメリットを伝えます。
- 価格変動で大きな利益が得られる
- 伸びている投資先
- 預金封鎖が遭った場合資産を守れる
- 値動きが激しい
- 取引所のハッキング
- 取引所の倒産
- 売却時の税率が高い
- 詐欺が多い
そのメリット・デメリットを知る上で大事なこと。それは自分で調べて勉強するということ。
誰かが言っていた聞きかじった情報ではなくて、あなたが調べて安心できるものかどうかを判断すること。
いろいろな書籍を読み、調べた上で、「これはおもしろいな!」とか「やっぱり嫌だな」と自分で決断する事が大事です。
この記事をきっかけに仮想通貨に興味を持ってもらえると嬉しいです。
これから仮想通貨を始めたい方は下記記事をからどうぞ。
それではまた!