あれ…もしかして…俺の記事が丸パクリされてるっぽい…?
そう気づいたのは2021年09月17日の16時半ごろでした。
ボクはとあるキーワードでGoogleの自然検索ランク6位を獲得している記事があるんです。
その記事はSearch Consoleで見たらCTRが10%程度の記事です。(まぁ、別にそれはいいとして…)
ボクはもうちょっとクリック率を上げたいなーと思ってました。
それで検索結果をぼやーっと眺めてたんですよね。
「他の競合はどんなタイトルなのかなー」って調査がてら見てたらなんかボクの記事とめちゃくちゃ似てるタイトルを発見。
…まぁ、似ることもあるかな…とりあえず記事見てみよ
カチッ(クリック)
記事を見たら驚愕…。
まんま俺のブログと一緒やんけ…
これはボクがパクリブログを発見して、そこから対処するまでの話です。
物語調で長々と語りたい気持ちもありますが、さっさと結論を言いますね。
相手ブログのお問い合わせフォームから連絡して、数日後に相手が記事を削除したのであまり大事にならずに片が付きました。
こんな人向けの記事です
・ブログ記事パクられて気が動転してる人
・とりあえず対処方法を知りたい人
話を戻しましょう。
連絡したらわりとあっさり記事を削除してくれました。
そこまでめんどくさい相手じゃなくてよかったです。
もし相手が面倒くさいタイプなら徹底抗戦もじさない覚悟だったんですが、ほっとしてます。
なのでこの記事で相手を晒す事は致しません。
まぁ、消してくれたので、そこは筋を通します。
ただパクられた経緯については別ですね!
備忘録として残します!
ではさっそくいってみましょう!
ガッツリ文章も画像もパクられていた
なぜパクリと分かったのか?
パクられた事実が分かったのは本当に偶然なんです。
とあるキーワードを入力して検索結果を表示させました。
このキーワードを「A」としましょうか。
Aのキーワードで10位以内に入っている事はすでに分かってはいました。
順位としては5~10位の間をウロウロしている状況です。
上位の記事を眺めてたら、4位の記事が非常にボクの記事タイトルと似てたんです。
そして記事を見てみると、文章と画像がほぼボクの記事からの流用でした。
かなりあからさまですよ…マジで。
多分文章だけだと気づかなかったかもしれません。
なぜ気づけたのかは簡単です。
ボクしか用意できないであろう画像を相手が使っていたから。
その時点で確信しましたね。
あぁ、コイツやってるわ…
ブログをざっと見ると、ボクと同じでほぼほぼ弱小ブログ。
しかもTwitterもやってらっしゃるわ。
SNSやりながら人のブログ記事パクるなんていい度胸だなーって思いましたね。
だってTwitterはいくら匿名性が高いとは言っても、SNSで何かしら発信をしてるわけじゃないですか。
仮にボクが、もし人のブログをパクっていたとして、その事実が世に晒されたとします。
そして自身のフォロワーさんに「●●のサイトをパクったんですか?」なんて聞かれでもした日には速攻アカウント削除して逃げ出しますね。
フォロワーさんからもしそんな事言われたら、もう信頼度ゼロだし今後何を発信してもダメでしょうね。
それをやってるパクリ野郎…迂闊というか何というかね…。
この段階で色々な感情がぐるぐると渦巻いています。
まず相手に連絡
相手の行動に驚いてばかりもいられないので早速問い合わせします。
仕事中でしたが、本業ほったらかしてパクリ相手へ送る文章を作成していました。
ブログにはお問い合わせフォームがあったので、そこから送信しました。
送信した内容は以下です。
サイト運営者様
「ボク、サラリーマン辞めます」というサイトを運営しているダーマンという者です。
先日下記のページを閲覧致しました。
https://xxxxxx.com/xxxx (相手のURL)
内容を見たところ私の記事と大変内容が酷似しています。
文章だけでなく画像についてもです。
文章だけであれば「似てしまう事もあるのかな」と思えたのですが、画像について見過ごせないなと思ったのでご連絡させてもらっています。
あなたの記事で使用されている画像は、明らかに私のサイトから流用したものだと考えています。
根拠①
(他では99.9%用意出来ない画像1枚目)
根拠②
(他では99.9%用意出来ない画像2枚目)
根拠③
(他では99.9%用意出来ない画像3枚目)
【解説】
上記部分の根拠①〜③画像はある意味、用意する事は誰でも出来ます。
一定の条件さえ合えば。
ある瞬間、ある日時、ある出来事が重なっている画像だったんです。
その全てが合致した画像を相手が持っているかどうかで言えばかなり疑わしいです。
だからボクは相手の使っている画像がボクからパクったものだと確信しました。
あまり詳細に書きすぎてもいけないのちょっとぼかして書きますね。
例えば画像には時計が写っていて日時が記録されているものです。
場所も特徴的な場所で一つの商品をクレジット購入していた事が分かる画像です。
もし同じ場所、同じ日時、購入した金額などが全く一緒であればそれは相手もオリジナル画像です。
が、しかしその可能性は0.01%以下じゃないかなと。
以下続きをどうぞ。
一連の画像のほぼ全ては私の画像の流用だと考えています。
もしオリジナルであると言うならクレジット明細のキャプチャ画像を見せてください。
もし提出できないという事であれば画像は私のサイトからの流用と認めざるを得ません。
その場合画像の削除を求めます。
該当の画像は私が作成した画像であり、画像の著作権についても私に帰属するものです。
今回使用されている画像については、ご利用をお控えいただき、別の画像に差し替えるなどでご対応をお願いいたします。
また、大変恐縮ではございますが、以下の日時までに私の作成画像の利用の取り下げ対応の上、お手数ですが画像変更完了のご連絡をお願いいたします。
2021年9月25日23時59分まで
何かご不明な点がございましたらご連絡ください。
突然のご連絡で、このようなご依頼をいたしまして大変恐縮ではございますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
ダーマン
xxxxxx@gmail.com
上記の内容で送りましたね。
その日、起こった出来事を妻に言いました。
ブログ記事をガッツリパクられた…
許すまじ!
出来る事を進めていく
相手がどんなパターンで切り替えしてくるかを想定して色々と対策を練りました。
それと同時に出来る事はやっておきます。
相手から連絡が無い間に出来ることは下記。
・Web魚拓を取る
・人に相談する
Web魚拓を取る
今回ボクは「あなた、ボクのブログ記事パクってますよね?」と伝えたわけです。
ここで相手はすっとぼける可能性だって出てくるわけです。
はぁ?何いってんだオメーは?変な言いがかり付けてくんじゃねーぞ!
こんな風に言われてブログを再確認したら速攻修正されて根拠がなくなっていたなんて事にならないように証拠は残しましょう。
証拠を残す手段はもちろんWeb魚拓です。
もう一般的なサービスですね。
その日その瞬間のWebページを記録してくれるサービスです。
俺はそんな画像なんか貼っていない!
そんな風に言って言い逃れすることをとりあえず防げます。
数十秒でページを記録できますよ。
人に相談する
出来ればその分野に精通している人に相談するのがベストです。
リアルな人間関係でも良いですが、ブログを理解してない人だったら「ふーん…」で終わっちゃうのでちゃんと理解してくれる人に相談しましょうね。
ボクはブログ仲間が集まるサロン 、ABCオンラインサロンに入っていますので、そちらのオーナーであるヒトデさんに相談しました。
サロンメンバーであればブログの事、いつでもお問い合わせフォームから相談できます。
月額1,980円でコンテンツ盛りだくさんで、ヒトデさんにも質問できる…ブロガーなら入らない手はないでしょ。
ヒトデさんの回答は後述します。
2日後、該当記事の画像が変わっていた
事件が起きて2日後、画像が変わっていたのです。
正確に言うと、引き続きボクの画像を使いながらですどね。
決定的な部分をリサイズして削除したり、上から塗り潰すなどの対策をしてました。
もうね…正直こう思いましたよ。
引用:KaraTube :なめとんか(カラオケ)やしきたかじん
結局俺の画像をそのまま使いよるやないかーい!!
そこでブチ切れてボクは以下のメールをTwitterのDMで送りました。
○○○さん
ブログの方確認させてもらいました。
あの、私が言った事をご理解されていますかね?
クレジット明細のキャプチャも提出されていないので、私の画像だと認めている事って事ですよね?
そう認識させてもらいますがよろしいですか?
明確なお返事がなければそう認識させてもらいますね。
ブログを見れば該当部分だけをリサイズしたり、上から削除してるだけですよね。
それって私が言っている意味のご対応ではないんですよ。
私は「私の文章・画像をあなたが無断で使用してるのが確実なので、その行為は違法ですよ」とお伝えしてるのです。
私の文章・画像を無断で使用しているのであればしっかりとまず謝罪をして、ブログ記事内容は取り下げるのが筋だと思うのですがいかがですか?
もしこれが正式がご対応という答えであれば、不誠実なご対応という認識で進めさせていただきます。
その場合私はこの件のやり取りをSNSに含め記事にさせていただく予定なのでそのつもりでお考えください。 記事にする以外の対応も考えています。
そしたらわりとすぐ返信来ましたよ。
ご指摘ありがとうございます。失礼しました。
オリジナルでない画像は削除またはオリジナル画像へ変更します。
少しお時間ください。(以下略)
全く話が通じない相手ではなさそうです。
しかし割とブチギレだったボクはすぐさま追撃のメール送りました。
少しのお時間ってどのぐらいですか?
人によって少しって違いますよね?
いつまで待てばいいですか?
あなた、画像だけ消してるけど、画像と「文章も」ですよ!
この画像使ってたら必然的に文章も一緒の使わざるを得ないですよね。
だったら文章も差し替えるべきだと思います。
その点どうお考えですか?
ちょっとボカして書いてますが、このような事をまくし立てましたね。
そして最後の追撃。
あなたの事を「パクリブログの管理人」って事で記事にしますよ!
それって少なからずSNS持ってて活動されてるアナタにとってリスクじゃないですか?
その直後返信が来ました。
記事の公開停止しました。
文章と画像などの件も承知しました。
貴重な助言ありがとうございます。
今後は完全オリジナルの記事で再投稿します。
どうぞ、よろしくお願いします。
とりあえず記事の停止に成功しました。
ボクがまくし立てたのが有効だったかはさておき、ボクの鬼気迫る感じが文章から伝わったのかもしれません。
パクられた時の対抗策
対策として主に4つあります。
・ワードプレスのコピー不可出来るプラグインを入れる
・画像は自分のブログ名などを入れておく
・DMCA侵害申立フォームから送信
・自分のブログで相手を晒す
ですね。
ワードプレスのコピー不可出来るプラグインを入れる
WP Content Copy Protection & No Right Clickというプラグインがあります。
このプラグインはテキストも画像もコピー不可に出来ます。
せっかく良いコンテンツ作っても、相手にガッツリパクられたら気分最悪です。
ましてや相手側記事をオリジナルコンテンツとしてGoogleが認識したらやってられないですよね。
ボクはこの件が起きるまで上記のプラグイン入れてませんでした。
だから早速入れましたね。
これでまずは一安心。相手側もコピー出来なければパクる気持ち半減のはずです。
たとえ内容が閲覧できたとしてもコピペが不可だとその時点で文章パクろうかなって気分が下がるはずです。
チッ、コピー出来ねぇ…めんどくせーな…
相手に面倒くさいって思わせたら対策としては有効です。
画像は自分のブログ名などを入れておく
上記のプラグインで画像のコピーは防げます。
ただ画像の場合は最悪画面キャプチャをいくらでも複製されますよね。
それが嫌だって方は、自分独自のロゴを入れましょう。
それだけでも結構な防衛策になるかと。
まぁ、加工技術のあるヤツからしたらリサイズしてすぐ対応できるんでしょうけど、要は面倒くさいって思わせれるかどうか。
地味な対策になります。
DMCA侵害申立フォームから送信
えーと、デトロイト・メタル・シティ・アソシエーションではありません。
DMCAとは デジタルミレニアム著作権法(Digital Millennium Copyright Act)の略称で、デジタルコンテンツ上の著作権に関する法律のことです。
DMCAに申請して著作権違反が認められれば、検索結果から取り除かれます。
これはヒトデさんがボクの質問に答えてくれた内容になります。
具体的な回答は下記です。
- まずパクられたならDMCAに報告すること。
- 著作権侵害が認められればパクリサイトを検索結果から抹消できる。
- ただボク(ヒトデさん)はパクリ記事について基本無視する。
- あまりにもガッツリしたパクリ内容だったら流石に問い合わせるが。
- その際も自身にメリットが出るように考える。
- パクリサイトにまず連絡して被リンク獲得に使えないかを考える。
- パクリサイト元へ「その文章と画像はボクのなので、引用形式にしてください」と提案する。
- そうすれば被リンクを獲得できて、サイトの力も付いていく。
なるほど、そんな事も考えられるのか…。
これは目からウロコでした。
ただ単に相手を潰すのではなく、自身にもメリットが出るようにする…。
勉強になります。
自分のブログで相手を晒す
これは最終手段ですね。
相手が不誠実で、フザけた野郎だった場合はこの手段を選んでも致し方ないです。
ただ、極力この方法は辞めましょう。
だって、自分自身疲れるし、敵を作るから。
いくらボクが正しかったとしても、相手を責める事はエネルギーを膨大に使います。
その責め方次第では相手が逆上する可能性も否めません。
人間って自分が間違っていても、素直に認められる人間は少ないものです。
だから極力この手段は取りたくないんですよね。
今回の場合、相手がすんなり間違いを認めたのはSNSをやっていたからかもしれません。
失うものがあると感じたからだと推察します。
もし、ブログだけの匿名サイトであればあまり失うものはなかったのかもしれません。
しかし相手はTwitterやってて、少なからずフォロワーさんがいました。
ボクが「パクリブログの管理人」と告発すれば少なからず、そのパクリ野郎のフォロワーさんにも影響が出るでしょうからね。
まとめ
ぶっちゃけ、パクられたら気が動転します。
まさか「なんでボクのような弱小ブログが!?」なんて思わないように。
パクられるパクられないはその記事にメリットがあるかどうかです。
ボクの記事はアフィリエイト収入が割と簡単に発生しやすい記事だったので、相手もそのままパクって収益を稼ごうとしていたみたいです。
アフィリエイト自体は全然やってくれていいし、ボクがとやかく言う筋合いなんかないです。
ただボクの文章と画像でそのままやってたからダメって伝えただけのこと。
その部分を楽して稼ごうとしても結局トラブルになるし、ライティング力も身につかない。
やっぱ努力するところは努力しないとブログじゃ稼げませんよね!
何かしら参考になれば幸い!
それではまた!